当研究会代表世話人の宮武和馬が書き下ろしたこだわりの解剖書の出版のお知らせです!!
- smap20161112
- 5 日前
- 読了時間: 2分
日々の診療では自分の解剖の知識不足を痛感するタイミングが多々あるのではないだろうか。解剖書を開いてみてもなかなか知識と解剖が直結しない、、そんなあなたにピッタリなのが、整形外科治療の最前線にいる宮武和馬が治療まで見据えて執筆した本解剖書です。神経解剖から支配筋の機能、超音波解剖まで、この一冊で整形治療に必要な解剖が網羅できる至高の一冊となっています。是非是非手に取ってみてください!!
今回は特別に序文より一部抜粋して掲載
神経障害による筋力低下には、完全な麻痺を呈するような重度の神経損傷から、わずかな伝導障害による軽度の筋力低下まで幅がある。また、神経異常は感覚や筋力の低下だけにとどまらず、ときに筋の攣縮を伴い、支配領域の筋肉に硬さとして現れることもある。これまで、筋力低下や筋の硬さは、それぞれ筋自体の問題として独立に評価されることが多かった。しかし、神経と筋を一体のものとして捉えることで、より本質的かつシンプルに臨床像を理解できるようになった。たとえば、筋力低下と筋の硬さが併存する場合には神経障害(筋攣縮)を、筋力低下を伴わずに筋が硬い場合には筋自体の問題(筋短縮)を想定できる。このように、筋の硬さがどのような機序によって生じているのかを的確に捉えることが可能となる。
治療の観点も踏まえ、神経解剖および神経の超音波解剖に関する内容を加えることで、神経に対する介入の可能性にも意識を向けて執筆を行った。また、筋短縮に対する治療には、筋の硬さの評価がストレッチ法としても応用可能であり、評価と治療を相互に活かせる構成を意識した。本書では、解剖図、評価法、支配神経を1ページごとに視覚的に理解できるよう工夫し、できる限り多くの画像を掲載した。単なる一過性の出版物ではなく、時代を越えて活用される教科書となることを目指して制作に取り組んだ。医師だけでなく、多くのコメディカルにとっても有用な一冊となったと自負している。
amazonで先行予約開始しました!以下のURLよりご確認できます。
神経と筋の解剖・評価コンパクトアトラス
著:宮武和馬(横浜市立大学整形外科)
出版社 : 文光堂
発売日 : 2025/5/22
言語 : 日本語
単行本 : 110ページ


Comments